新型コロナウイルスと緊急事態宣言

新型コロナウイルス感染拡大に対応するため、首都圏と関西、九州北部で緊急事態宣言が発令されました。確かに、新型コロナウイルスの感染が急速に拡大し、お亡くなりになる方がたくさん出ているのは憂慮すべき事態ですが、さすがにどうかなと思います。

死亡率が高いウイルスは、別に、新型コロナウイルスだけではありません。死亡率70%のウイルスもそこいら中にうじゃうじゃいて、常に、みなさん感染しまくっています。高齢になるまでに感染する確率は、ほぼ100%と言ってもいいぐらいです。発症すれば、最大70%以上の確率でお亡くなりになるか、あるいは、非常に高い確率で後遺症が残ります。ただ、発症する確率は低いです。また発症しても、軽微な症状で気がつかないまま終わる場合が多いです。重篤な症状が出て、入院し、場合によっては死亡すると言うケースは少ないです。しかし、致死率は病院に行ったケースを元に計算されます。

まあ、新型コロナウイルスも似たようなものです。全員が死ぬわけではなく、ほとんどの人は軽微な症状で、恐らく感染したことに気がつきません。重症になり、死亡してしまうのはまれです。病院に行った人の数パーセント程度です。

つまり、実際は全然怖くありません。新しいウイルスなので、免疫をあらかじめ持っている人が少ないので、抵抗力の低い人が感染すると、重篤な状態になり、死亡する場合があると言うのは、むしろ当たり前のことです。

昔はインフルエンザだって薬はなく、そもそも、ウイルスを原因とする病気に特効薬はありませんでしたから、昔に戻ったようなものです。病気にかかったら死ぬというただそれだけのことです。これは全く当たり前のことで、病気になっても病院に行けば治るというのは、本当は特別なことです。

少し頭を冷やした方がいいです。

新型コロナウイルス顕微鏡写真
新型コロナウイルスの顕微鏡写真

いつかは、新型コロナウイルスにも特効薬が開発されるでしょう。そうすれば、死亡率はかなり下がると思います。それでも、絶対に治るという保証はありません。

現状を見ると、新型コロナウイルスの感染力は強力で、どうあがいても、世界中の人がほぼ全員感染すると思われます。特効薬がない状態で、免疫を持たない人の集団に感染が拡大すると、死者が増えるのはやむを得ないことです。今できることは、感染の拡大を遅らせることだけです。しかし、どれだけ感染を遅らせると、特効薬の開発に間に合うのかが問題です。

特効薬は、何らかの方法でウイルスの増殖を遅らせるものとなるでしょうが、いくらがんばっても、特効薬の開発は間に合わないかもしれません。何となくそんな気がします。また、特効薬ができたところで、自分の免疫力でウイルスを駆逐できないのなら、死亡することになるでしょう。

つまり、緊急事態宣言を出すことにどれだけ意味があるかは、新型コロナウイルスの感染による被害を抑えるということだけを考えても、何とも言えません。経済的には大きなマイナスになりますので、どこかであきらめるしかないでしょう。

結局、特効薬の開発に成功するかどうかにかかっていますが、これは運の問題になるでしょう。緊急事態宣言は一時しのぎにすぎないので、まあ、実質的に意味のあることで、政府の側でやれることは何かと言うと、政府が多額の出資して、特効薬の開発を奨励することぐらいでしょう。

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